女性ホルモンを助けるアロマ-クラリセージ
アロマの香りで、ひとときの癒しを。
アロマセラピスト 園田真紀先生が綴るコラム「アロマで深呼吸」。
不調やお悩み・暮らしに寄り添ったオススメのアロマをご紹介しています。
今回は、女性ホルモンを助けてくれるアロマのおはなしです。
多くの時間を女性ホルモンとともに暮らす私たち
思春期に入る頃から閉経を迎える更年期まで、一生のうちの中心にある時期を女性ホルモンと共に楽しく、美しく、そして元気に暮らしたいものです。それなのにどうしてもその時期には頑張らないといけないことが多かったり、ストレスがかかったりして、女性ホルモンが乱れてしまって大切な時間を有意義に過ごせない…なんてもったいないですよね。
大切な時期の女性ホルモンを助けてくれるクラリセージ

植物としてのクラリセージを見たことがありますか?セージの一種ではありますが、園芸店などにある可愛らしい観賞用のセージ達と違って、1メートルくらいにもなり、葉も手の平の大きさくらいに成長するクラリセージ。穂先に紫や青の可愛らしい花をつけ強い香りを放ちますが、精油の香りよりちょっと青っぽい香りがします。
そんなクラリセージの精油には、女性ホルモンのエストロゲン様の作用があることで知られているので、PMSや更年期の方にオススメなのはもちろんなのですが、実はもっと違う特徴もある精油なのです。
女性の不調は筋肉や神経の緊張からの痛みや血流の妨げによるもの
実はあまり知られていませんが、クラリセージの精油に特別にたくさん入っている成分として酢酸リナリルがあります。またリナロールも比較的多く含まれています。
この酢酸リナリルってリラックスで有名なラベンダーの主成分の一つでもあるのですが、クラリセージにはラベンダーの倍近くの酢酸リナリルが含まれているのです。
リナロールも同じく、ラベンダーやベルガモットに含まれる緩める成分です。そんな緩めたり血流を促してくれたり、痛みを助けてくれる力の強いクラリセージは、日常のストレスや緊張の中で頑張っている女性を助ける、優れた精油でもあります。(※但し妊娠中やホルモン治療中、ホルモン関係の病気の方、また使用後の運転にはお勧めできません。)
クラリセージは、濃厚な甘さを感じる香りが魅力ですが、強すぎると感じる方は柑橘などの精油とのブレンドもオススメです。
緊張やストレス・痛みを緩和するレスキューロールオンを作ってみましょう

用意するもの
●植物油(ホホバオイル)10ミリ
●ラリセージ精油 2滴
●ベルガモット精油 1〜2滴
●ロールオンボトル 10ミリ用1本
作り方
ホホバオイルに、クラリセージ精油2滴とベルガモット精油をお好みで1〜2滴入れてよく混ぜ、ロールオンボトルに移しましょう。
使い方
バックに入れて持ち歩くと便利です。急な痛みや緊張などの時に手首に塗って、自分だけで香りを嗅ぎながら深呼吸することで、内側から緩んでくるのを感じられます。是非ご活用くださいね。