PMSのイライラに。ビッグつくねのライスペーパー焼き
ココロとカラダに、笑顔をプラス。
料理研究家 宮成なみ先生が綴る“かんたん”料理帖 「あしたのレシピ」。
「誰でも、いつでも、簡単に。」をコンセプトに、旬の食材や季節ごとのメンテナンスに嬉しいレシピをご紹介します。
今回のレシピテーマは「PMS(月経前症候群)のイライラ」です。 調理時間の目安:15分
材料/2人分
豚ひき肉 | 100g |
鶏ひき肉 | 200g |
ライスペーパー | 4枚 |
大葉 | 10枚 |
ピザ用スライスチーズ | 2枚 |
卵 | 1個 |
塩 | 小さじ1/2 |
片栗粉・ごま油 | 各大さじ1 |
水 | 大さじ2 |
黒胡椒 | 少々 |
タレ | お好みのもの※ |
※タレはお好みのものをご用意ください。
さっぱり:からしポン酢、おろしポン酢
ガッツリ:照り焼きソース、ピザソース
作りかた
- 肉だねをつくる。大葉5枚をみじん切りにし、ビニール袋に刻んだ大葉、鶏ひき肉、豚ひき肉、塩、黒胡椒、片栗粉、卵を入れて揉み、よく混ぜる。
- フライパンにごま油をひき、水に濡らさず乾いたままのライスペーパーを2枚重ねて置き、肉だねを縁2cmほど空けて真ん中に広げる。
- 広げた肉だねの上に残りの大葉5枚を乗せ、チーズを乗せる。残り2枚のライスペーパーを2枚重ねて水にさっと潜らせ、チーズの上に載せる。中火にかけ、蓋をし5分焼く。
- 5分経ったら水大さじ2を加え、3分蒸し焼きにする。
蓋を取り、ライスペーパーの縁が羽付き餃子のようにカリカリになったら、端から少しずつフライ返しを入れてフライパンから外し、滑らせるようにして皿に移す。
お好みのタレをつけてめしあがれ。
ポイント
ライスペーパーで挟むことで、成形いらず!肉汁を閉じ込めるのでジューシーに焼き上がります。
下に敷くライスペーパーを水で戻さないのは、肉汁を吸うからです。
上に乗せるライスペーパーを水に潜らせるのは、肉だねに密着しやすくするためです。(水に潜らせないと、ライスペーパーがそり返ってしまいます)。
宮成先生のお料理コラム
PMSのイライラには適切な栄養補給を
生理前の食欲爆発は、ホルモンの影響と同時に、生理前・後で大量の血液と共にビタミン・ミネラル・たんぱく質も失うため、栄養不足・鉄分不足になり肌や髪は荒れ、メンタル面も凹みます。
イライラして食欲爆発するのは、「生理の準備体制に入りました!必要な栄養が不足しています!至急、栄養素を供給してください!」という、体からの緊急要請なのです。
ここで、体が要請してるのは、ビタミン・ミネラル・たんぱく質なのですが、イライラが相まって、ついジャンキーなものやコッテリ甘いものを摂ってしまうと「おかしい!発注ミスだ!違うものが届いた!」と体が感じて再度、食欲爆発という緊急要請がかけられてしまいます。
すると、体の中が材料不足と不良在庫の山で、イライラは解消されずさらにヒートアップしていきます。材料不足で必要なホルモンが作られずに、肌や髪は荒れてしまうのです。
そこで今回は、ちょっとジャンキーっぽくも食べられるし、アレンジしやすくて体の要請に応えられるレシピにしてみました。ホルモンの原材料となる脂質も含み、たんぱく質も摂れて作るの簡単♪お好みのタレで味変も可能です。ぜひ作ってみてください。