骨粗しょう症世代に寄り添うハーブのある暮らし
ハーブのある暮らしで、毎日に彩りを。
ハーバリスト 岩橋たか子先生が綴るコラム「ハーブの庭」。
季節のハーブのおはなしやアレンジレシピなどをご紹介。
今回は、骨粗しょう症ケアにオススメのハーブのおはなしです。
年齢を重ねるにつれて、少しずつ気になってくる「骨」
特に女性は更年期以降、エストロゲンの減少で骨密度が低下しやすくなり、骨粗しょう症という言葉が身近になります。骨の健康を守るために大切なのは、カルシウムやたんぱく質を意識した食事、適度な運動、日光を浴びることなど、毎日の積み重ねですがとても大事です。
ハーブは骨粗しょう症そのものを治すものではありませんが、日々の健康的な生活を心地よく続けるためのサポーターとして取り入れることができます。
骨のために、まず整えたいこと

骨の健康というと、カルシウムばかりに目が向きがちですが、実際にはそれだけでは十分ではありません。骨を守るためには、栄養バランスのよい食事、カラダを支える筋力、そしてこれらを無理なく続けられることが大切です。
その意味でハーブは、「これだけで大丈夫」というものではないですが、日常生活を快適に過ごすためのサポーターとして役立つひとつと考えて、日常的に取り入れて欲しいと思います。
骨の健康におすすめのハーブたち
ネトル

骨を意識した毎日に、まず取り入れやすいのがネトルです。ネトルは、ミネラルやビタミンを含むハーブとして知られ、日々の栄養を補う感覚で取り入れやすいのが魅力です。
緑茶のようなやさしい印象があり、ハーブティーとしても比較的飲みやすいハーブです。
ネトルは、毎日の食事やお茶の時間に自然になじみやすく、「何か始めてみたいけれど、特別なものは続かないかも」という方にも向いています。
ネトルの活用ポイント
- ローズヒップと合わせて飲みやすいブレンドに
- うま味があるので、スープやふりかけに少量加えて青菜感覚で使うのもおすすめです
緑茶

意外かも知れませんが、私たちにとって、最も身近で、取り入れやすいものとして緑茶も外せません。研究レビューでは、緑茶やそのポリフェノールが、骨代謝に好影響を与える可能性が示されています。骨密度や骨代謝に関して、抗酸化作用を通じた保護的な働きが考えられていま す。特別な飲み物ではなく、日常的に取り入れられるのが緑茶の大きな魅力です。毎日のお茶の習慣は、無理なく続けられるセルフケアのひとつですね。
ほっとひと息つく時間そのものが、自分のココロとカラダをいたわる時間にもなります。
緑茶の活用ポイント
- カフェインやタンニンの刺激がきになる場合、沸きたての熱湯ではなく少し低めのお湯で抽出しましょう
- 抹茶を少量、豆乳やきなこ飲料に加えるのも手軽です
- ネトルやローズヒップなどとも相性が良いので、ブレンドして飲む
ローズヒップ

ローズヒップは、骨そのものに働きかけるというより、毎日のお茶を続けやすくしてくれる名脇役です。ほどよい酸味があり、ネトルや緑茶などとブレンドすると風味が整いやすくなります。トマトに似た酸味もあるので、みそ汁やスープ、カレーなどの料理にもぜひ利用して欲しいハーブです。
スギナについて

骨の健康というと、スギナを思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。日本のハーブとして昔から親しまれてきた植物で、ミネラルのイメージから骨との関連で語られることがあります。
ただ、日常的に無理なく続けるという点では、まずはネトルや緑茶のほうが暮らしになじみやすいでしょう。
骨粗しょう症が気になる世代にとって、本当に大切なこと
骨粗しょう症が気になる世代にとって本当に大切なのは、骨を守る生活そのものを続けることです。
・朝の光を浴びながら少し歩くこと。
・食事でたんぱく質やカルシウムを意識すること。
・温かいお茶を淹れて、ほっとする時間をもつこと。
そんな小さな積み重ねが、これからの自分のカラダを支えてくれます。
そして、ハーブはそんな暮らしに、そっと寄り添ってくれるものです。ネトル、緑茶、ローズヒップ、そして必要に応じてスギナなどを暮らしに取り入れることで、QOL(人生の質)の向上に大きく役立つことでしょう。
骨を守ることは、特別なことではなく、毎日の小さな積み重ね。今日の一杯のお茶から、骨をいたわる暮らしを始めてみましょう。
素敵なハーバルライフを














