ハーブで春から夏にかけての紫外線ケアを。
ハーブのある暮らしで、毎日に彩りを。
ハーバリスト 岩橋たか子先生が綴るコラム「ハーブの庭」。
季節のハーブのおはなしやアレンジレシピなどをご紹介。
今回は、ハーブでできる紫外線ケアのおはなしです。
紫外線が肌に与える影響とビタミンCの役割
地表に届く紫外線はUV-AとUV-Bの2種類があり、それぞれ肌トラブルを引き起こします。UV-Aは紫外線の9割を占め、しわやたるみ等の光老化を引き起こします。
そしてUV-Bはメラノサイトを活性化し、シミ・そばかす・日焼けの原因に。また、紫外線の影響で肌のバリア機能が低下すると外からの刺激を受けやすい状態になり、くすみや肌荒れも起こりやすくなるので注意しましょう。
紫外線対策として「ビタミンC」はなんといってもファーストチョイス。メラニンの生成を抑える働きだけでなく、肌のハリのもとになるコラーゲンやエラスチンをつくるための重要な成分です。
特に、紫外線を浴びた肌はメラニン色素だけではなく、発生した活性酸素によって肌にダメージを受ける点で、抗酸化力があるビタミンCは、この季節は特に必要不可欠な成分ともいえます。化粧製剤として外から塗るビタミンCだけでなく、カラダの中に食べて摂るビタミンCにも着目しましょう。
紫外線対策&お肌ケアのハーブたち
紫外線対策には「ビタミンC」をたっぷり含んだ食べ物を常に意識してとるようにしましょう。旬の野菜や果物には紫外線対策に必要なビタミンやミネラルも豊富に含んでいます。
また夏の日焼け、あるいは紫外線にさらされたお肌のお手入れは沢山のビタミンCが必要になるので、ビタミンCの爆弾といわれる「ローズヒップ」のティーをお薦めします。もちろん好きなハーブティーにブレンドしたり、夏ならフレッシュジュースなどハーブティーとして淹れたローズヒップに加えてもビタミンとミネラルも沢山で更に美味しくなります。
その点、私が考案・監修しているここはぴオリジナルブレンド「女性のためのメディカルハーブティー」は、紫外線対策にピッタリのブレンドです!
お肌に嬉しいローズヒップやハイビスカス、ルイボスなど血流や代謝を意識したハーブやスパイスをブレンドしています。お肌の紫外線対策に飲む美容液としてぜひ活用ください。
炎症を起こした肌ケアにカモミールとラベンダー、ローズのティー
カモミールやラベンダーは抗炎症の作用を持っているため、冷めたティーをコットンに含ませてお肌にあてるだけでもヒリヒリ感が収まるのを感じます。
ラベンダーとローズはタンニンも豊富でお肌の収斂と修復もサポートしてくれますよ。紫外線を浴びて帰宅したときに、自然の恵みもお試しくださいね。
素敵なハーバルライフを。