妊娠を考えているのですが基礎体温ついて教えてください。
今回はお客様から基礎体温についてお問合せをいただきました。
妊娠を考えているので、基礎体温をつけてみようと考えているのですが、そもそも基礎体温って風邪の時に測る体温とどうちがうのですか。
基礎体温とは、目覚めた直後に、動かずお布団の中で、リラックスした状態で測る体温のことを言います。
人間の体温は、ストレスや緊張、食事や動作ですぐに変化しますよね。 起きてすぐ測る体温は、これらの要因がないので、体の状態を表す指標となります。
家電量販店やネットショップで、基礎体温を測る専用体温計が売っていますよ。風邪を引いた時に熱を測る体温計では、基礎体温は測れませんのでご注意くださいね。
なるほど。起きてすぐの体温を測って記録していくことで、体の変化をみつけるということですね。
そうですね。女性は2つの女性ホルモン「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と「黄体ホルモン(プロゲステロン)」によって体温が変化していることはご存じですか。基礎体温を測ることで、体温の変化を把握でき、排卵や月経、妊娠などのタイミングがわかってきます。
そのタイミングは、基礎体温を記録していくと、どうわかるのですか。
記録を続けていくと「低温期」と「高温期」の期間がみえてきますよ。
低温期
生理が始まって二週間程度…卵胞ホルモン(エストロゲン)が多く分泌される
高温期
その後次の生理が始まるまでの期間…黄体ホルモン(プロゲステロン)が多く分泌される
この低温期と高温期の境目が「排卵日」と呼ばれるものです。
黄体ホルモン(プロゲステロン)は体温をあげる働きがあるので、排卵日を境に基礎体温が上がるのです。
女性ホルモンが正常に分泌されて排卵が起こっている基礎体温表は、低温期と高温期がきちんと2相に分かれていますよ。
これから基礎体温をつけていく上で、2相になっているかを見いってくださいね。
排卵日がわかると妊娠しやすいタイミングもわかりますね。
そうですね。妊娠のタイミングは排卵日のころとされていますので、基礎体温を記録しているとそういったことも把握できます。
基礎体温を記録していくと、正常にホルモン分泌が行われているか、妊娠しているか、無排卵なのかなど、体の状況がわかります。
生理前のしんどい時期、生理が終わった後の元気な時期など、ご自身の体の状況を把握して、心身ともに
健やかでいるためにも基礎体温表をつけることは大変おすすめですよ。
そうですね!排卵日を把握して妊娠のタイミングを掴みたいと思います。毎日をハッピーに過ごすために、基礎体温をつけて自分の体の変化を把握していきますね。