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生理(月経)と女性ホルモンの仕組み。毎月どうして出血するの?

生理と女性ホルモンの仕組み-ここはぴ

生理痛やPMSなど、毎月の生理のことで悩んでいるあなたにぜひ読んいただきたいです。

生理(月経)が起こる仕組みってご存知ですか?

生理の仕組みを理解すると、PMSや生理痛で悩んでいる方は特に、辛いときに自分のカラダと心の向きあい方が変わってくると思います。

女性ホルモンバランスプランナー®の石井理夏(あやか)

生理(月経)の仕組みを知ると、生理を愛おしく思えるようになる

私は20代のころ、生理前のイライラに苦しみ、生理が始まってからは「この痛みをどうにかしてほしい…早く終わって。」と、そんなことばかりを思っていました。

今は「自分のカラダのなかで何が起こっているのか」という生理の仕組みを理解したことで、生理が来ることをとても愛おしく感じています。それは、年齢を重ねたからこそ、40代になっても妊娠・出産をしていないからこそ、僅かな希望をもって、なおさら愛おしく思えるのです。

「もっと早く、自分のカラダに向きあっておけばよかった」、「若いころから生理がなぜ起こるのか、正しい知識を持っておけばよかった」と、正直、後悔の思いもあります。

だからこそ、一人でも多くの女性に生理の仕組みを知ってもらい、自分のカラダや心のこと、自分の将来のことを大切にしてほしいなと思っています。

いろいろな症状がある生理をサポート

生理(月経)は、女性ホルモンの大事な仕事

肌、血管、骨、そして脳や臓器まで、女性ホルモンである「エストロゲン」は全身を常に守ってくれています。

それは、なぜでしょうか。
突き詰めると、答えは一つ。子孫を残すためです。
女性ホルモンの究極のミッションは、妊娠・出産。だから生殖能力がある間は、女性をとことん守り続けてくれます。

生理(月経)も女性ホルモンの働きによるもの。
定期的に生理(月経)が訪れるのは、妊娠の準備が行われている証でもあります。
女性ホルモンは体を妊娠可能な状態に整えて、妊娠をすれば出産に向けて妊娠状態を維持し、妊娠が成立しない場合は生理(月経)という形で子宮内環境をいったんリセットして、翌月の準備を始めます。
女性ホルモンは毎月毎月、この役目をせっせと果たしています。

女性ホルモンのはなし>>
女性ホルモン「エストロゲン」の働き>>

子宮内と卵巣の位置について

まずは、子宮内と卵巣の位置を確認しましょう 。
子宮内はニワトリの卵ぐらいの大きさ、卵巣はうづらの卵の大きさぐらいで子宮の左右に2つぶら下がっています。
卵巣の中には卵子の素の原始卵胞がたくさんあります

生理(月経)の仕組みを知りましょう

生理は「脳からの指令」で起きる

生理は脳からの指令で、毎月起こります。
脳からの指令から、生理になるまでのサイクルを詳しくみていきましょう。

1.脳から卵巣へ指令をだす

脳の視床下部が、その下にある下垂体に指令を出します。
すると、下垂体は、「卵胞刺激ホルモン(FSH)」と「黄体形成ホルモン(LH)」という2つの性腺刺激ホルモンを分泌します。
この2つのホルモンが、血流にのって卵巣に届くと、卵巣はこれを指令として受け止めます。
卵巣のなかには原始卵胞がたくさんあり、脳からの指令で卵子をどんどん大きく育て始めます。
そうすると、女性ホルモンの「エストロゲン(卵胞ホルモン)」の分泌量が増え始めます。このエストロゲンが子宮内膜を厚くしていきます。

この時期を、 【卵胞期】といい、生理が終わる頃から排卵までの期間の8日~10日間です。

脳からの指令で卵子がどんどん育つ中で、特に1つだけ大きくなります
これを主席卵胞といい、直径約15ミリの大きさになります。
エストロゲンがピークになると達すると、脳へフィードバックされます。

生理の辛さをサポートするのはこちら

2.卵巣から卵子が飛び出す

エストロゲンの量がピークに達し、脳へフィードバックされると、視床下部から脳下垂体へ指令がでて、「性腺刺激ホルモン(黄体形成掘るオンLH)」が分泌され、卵巣に「排卵していいよ!」と指令がでます。
そうすると、卵巣にある卵胞から大きくなった卵子が1個だけポーンと飛び出します
これが「排卵」です。

卵子は卵管の先、卵管采にキャッチされ、卵管の中に取り込まれます。卵管の中で、うまく精子と出会えば、受精卵になります。

排卵前後の4日間くらいが最も妊娠しやすい時期になります。

3.黄体ホルモンが卵巣から分泌され、子宮内はふかふかのベッドに

排卵後の卵胞は、黄体に変化して、もうひとつの女性ホルモンである「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の影響で子宮内膜はさらに厚くなります。

たっぷりの粘液と血液を蓄えてふわふわのベッドを準備するように内膜を厚くし、受け入れ態勢を整えて受精卵を待ちます。

この期間を【黄体期】といい、PMS(月経前症候群)の不調が起こりやすい時期
となります。
妊娠が成立しなければ12日~14日で黄体が退行するためホルモン分泌が減少します。

4.待っていた受精卵が来ないと生理になる

【月経期】
卵巣から排卵した卵子が精子を待てるのは、約1日です。
プロゲステロンは、排卵後、約2週間分泌され、子宮内膜へふかふか別途を準備するように指令を出し続けます。

けれども、受精卵が来ないと、7ミリほどに厚くふかふかになった子宮内膜は必要がなくなり、一斉にはがれ落ちて体外に排出されるのです。
これが生理(月経)です

5.次の妊娠の準備に向けて繰り返す

妊娠が成立しないと、毎月、このサイクルを繰り返します。
生理が終わると、子宮内をリセットし、次に備えて新たにベッドメイキングをするイメージです。
こうやって、私たち女性の体は、毎月、妊娠に備えているわけですね。

毎回、妊娠したときの赤ちゃんのためのふかふかベッドを作っている
それが使われずに、はがれ落ちたものが生理だと思うと、なんだか愛おしくなってきませんか。

生理の仕組み、いかがでしたか。

このように女性の体は一般的に、約4週間(28~30日)を1サイクルとして、この期間に排卵をし、妊娠の準備で子宮内にふかふかのベッドをつくり、妊娠が成立しなければ生理になります。

卵胞期 → 排卵期 → 黄体期 → 月経期
とサイクルしているなかで、
不調が出やすい時期や、生理痛などに悩まされる人も多いです。

いま自分がどの時期なのかを把握することでも、心と体に向き合うことができる。
たとえば、「イライラしているのは決して私自身のせいじゃない!黄体期だからなんだ」とか。

そして、わずらわしいなと思っていた生理も
毎回、赤ちゃんを迎えるためにの準備をしていたからと知ることで、愛おしく思えるようになれたら嬉しく思います。

最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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