「エイジングケアにいいって聞いたけど…フラーレン配合の化粧品は、どんなものを選べばいいの?」「フラーレンマークがある化粧品じゃないと美肌効果がない?」
フラーレン配合の化粧品を使ってみたいけど、何を選べばいいのかよく分からないという方や、効果的な使い方ができるものを選びたいとお考えの方に、フラーレン化粧品の選び方ついて解説いたします。
そもそもフラーレンとは?
「フラーレン」とは化粧品の成分の名称で、「炭素」で構成された物質です。フラーレンは、宇宙空間に漂う物質を研究していたアメリカの研究者ハロルド・クロトー、リチャード・スモーリー、ロバート・カールらによって1985年に発見されました。フラーレンを発見した研究者たちは、その功績が認められて、1996年にノーベル化学賞を受賞しています。
フラーレンは肌にとってどういいの?
①フラーレンは強い抗酸化力がある美容成分
日常生活のなかで受ける紫外線や空気中のアレルギー物質、ストレスなどによって、肌には活性酸素が大量に発生します。この活性酸素は、日焼けやシミ・シワ・たるみ、毛穴の開きなどの肌トラブルの原因となってしまいます。
フラーレンのもつ抗酸化力は、ビタミンCの172倍ということが試験結果で確認されており、活性酸素を分子レベルで除去して、肌のエイジングケアに効果を発揮します。
②フラーレンの抗酸化力は持続力がある
「抗酸化力」と聞くと、様々な美容成分を思い浮かべる方が多いかと思いますが、フラーレンの最大の特徴は、この抗酸化力の「持続性」です。
一般的な抗酸化成分は、成分自体が酸化されることで、肌を活性酸素から守っている状態です。抗酸化成分がすべて酸化してしまうと、それ以上、肌を守ることができなくなってしまい、肌をよい状態で保つのが難しくなります。
一方フラーレンは、活性酸素を吸着して無害化する「掃除機のような働き」で、持続的に抗酸化力を発揮して、イキイキした美肌を保つことが期待できます。
フラーレン化粧品の選び方
フラーレンの持つ強い抗酸化力と抗酸化力の持続力は、化粧品を選ぶ上でとても魅力的なポイントですよね。では「フラーレン配合」とされる化粧品を購入すれば、その力を望むことができるのでしょうか。
さまざまなフラーレン化粧品があるなかで、フラーレン化粧品を選ぶ際の基準にしたいのが「フラーレンマーク」です。このフラーレンマークは、化粧品に配合されているフラーレンが1%以上であることを表すマークで、効果的な量のフラーレンを配合した化粧品である証となっています。
「フラーレンの恩恵にあずかりたい!」という方には、フラーレンマークが表示されているフラーレン化粧品を選ばれることをお勧めいたします。